Preventive dentistry予防歯科
いつまでもしっかりと噛める喜びを
いつまでも自分の歯で何でも美味しく食べたいというのは皆さん共通して思われることと思います。
では、どうすればいいのかおわかりですか?
残念ながら、毎日きちんと歯磨きをしているつもりでも、虫歯の原因となるバイオフィルム(細菌の塊)やお茶・コーヒー・タバコなどの汚れを完全には落とすことはできません。正しいセルフケアと正しい生活習慣に加え、定期的なプロのケアがあなたの将来の口腔環境を守り、自然で美しい歯を育てます。
患者さんご自身にご自分のお口の中を把握していただき、予防歯科の重要性をご理解いただいた上で、ご自身の意思でお口の健康を維持していただけるよう、お手伝いさせていただきます。
自分自身の健康な歯を維持していくためには、ご自宅での普段のケアはもちろん、継続的な定期検診が必要となります。当歯科医院では定期検診に力を入れ、正しいブラッシング指導をはじめ、PMTCなどを行っています。
予防歯科が特に大切な理由
歯科の二大疾患「歯周病」と「虫歯」は自覚症状を感じにくい病気です。初期段階ではほとんど症状が現れません。
虫歯や歯周病になっていても「痛くない」「違和感はない」「生活に支障がない」といった状態なので、放置に伴いどんどん悪化していきます。
歯医者で行なう予防歯科には、お口の状態を定期的にチェックして、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療を果たす機能があります。
Treatment with less tooth decay and pain虫歯・痛みの少ない治療
虫歯の治療は痛いという印象がありますが、当院では痛みの少ない治療に取り組んでいます。痛みが予想される際はお声かけし事前に麻酔を行います。さらに麻酔注射時の痛みにも配慮しています。極細針を使用し注射する部分には表面麻酔を行い、刺入時の痛みを軽減します。
虫歯の治療は虫歯の進行度合いによって通常、C1〜2⇨削って詰める、C3⇨神経を取って被せる、C4⇨抜歯する等の処置が行われます。
虫歯治療の約70%は「やり直しの治療」と言われています。レントゲンなどの検査を行い、まず歯の状態を把握し、治療方針をたてていきます。
最新の技術を駆使することでC3であっても神経を取らずに残せる場合や(歯髄温存療法)、C4であっても歯を残せる場合もあります。(歯冠長延長術)
患者さまとしっかりとお話しさせて頂いた上で、「長持ちする治療」を行う様に努力しています。
Periodontal disease歯周病
成人の方の8割が歯周病にかかっているといわれています。
歯周病のやっかいなところは歯の痛みが最初はほとんどないことです。
重度の歯周病になってから気づくことがほとんどです。
歯を磨くと歯ブラシに血がついたり、リンゴをかじると歯ぐきから血が出たりしませんか?
痛くはないので、つい放っておきがちです。歯ぐきからの出血は歯周病のサインの一つ。
次のうちひとつでも当てはまるものがあれば一度受診されることをお勧めします。
- 歯と歯の間に食べ物がよくはさまる。
- 歯ぐきが赤くはれ痛みがある。
- 歯が以前より長くなったように見える。(すき間が広がった)
- 朝起きたとき、口の中が粘ついた感じで不快。
- 歯ぐきがムズがゆい感じがする。
- 歯ぐきから自然に血が出る。
- 歯ぐきを押すと膿(うみ)が出ることがある。
- 食べ物を食べると歯がいたい。
- だんだん歯並びが悪くなってきた。
早めに治療をおこなえば、進行を止めることは可能です。
歯周病の治療方法
検査結果をもとにして歯垢(プラーク)、歯石の除去を行います。(スケーリング&ルートプレーニング)
歯周ポケット内に細菌が生息し、歯磨きで除去できない場合は、外科的に歯周ポケットの深さを減少させる手術があります。
また、重度に進行した歯周病に関しては再生療法や歯周外科などの治療を駆使し、できるだけ歯の保存をできるように努めます。
歯周病は歯ぎしりやくいしばりが歯に負担をかけてしまい、歯のぐらつきを増大させてしまう場合(咬合性外傷)があります。
この場合、マウスピースを作成し、歯への負担を減らしてあげる事で歯周病の重症化を防ぎます。
定期検診
歯周病の再発防止と、健康状態の維持のためには、定期的に検査と予防処置を行うことでプラークコントロールをしていくことが重要となります。
歯茎からでている部分の、いわゆる患者様の目に見える部分の歯垢(プラーク)は患者様に日々除去していただきます。
当院では普段日々なかなか手の届かない歯茎の中の歯垢や歯石を定期的に除去し歯周病の重症化を予防していきます。
Pediatric dentistry小児歯科
当院の方針はなるべく処置をする範囲を少なくして最終目標を「きちんとした永久歯列の獲得」に設定し経過を追っていくことです。
「虫歯だからすぐに削って詰める」という行為が必ずしもその歯にとってベストな処置ではないことも従来からの研究で明らかになってきております。
虫歯を予防するために
歯ブラシによる正しいブラッシングとデンタルフロスを使ったフロッシングでむし歯菌のかたまりであるプラーク(歯垢)を取り除きます。
フッ素には、歯を丈夫にして、むし歯になりにくくする作用があります。
フッ素入りの歯磨き剤の使用やフッ素の入った液によるブクブクうがいは、うがいができるようになったら始められます。
フッ素を歯に塗る方法は歯科医院で行ってもらいます。
初期う蝕であれば、削らずに済むケースもあるため、早期発見がとても重要なのです。
歯並びを改善する矯正治療に関しても、成長に合わせて適切な診査・診断を行い計画を立てることで大切なお子様の将来的な可能性なども含めて親御さまに理解していただき、適切な処置ができるような体制を整えております。
Ceramic・metal allergyセラミック・金属アレルギー
金属を使用せずにセラミックのみで作製した被せ物です。
審美性がとても良く、天然の歯と同じような自然な見た目を作る事が可能ですし、水分の吸収がほとんどありませんので、長期にわたって変色もありません。
また、金属を使用していないので、金属アレルギーもありません。
- レイヤリングセラミック¥150,000(税抜)
- セラミックを盛り合わせることにより、周りの歯と色合いを合わせることが可能になります。仕上がりとしては1番美しい方法だといえます。
特に前歯などの歯の透明度が求められる部位に適しています。 - ステイニングセラミック¥120,000(税抜)
- セラミックの表面に細かな色の濃淡を色付けをして、仕上げる方法です。
- ラミネートベニヤ¥120,000(税抜)
- 神経がある歯で、歯の色がホワイトニングでは対応できない変色の改善や前歯小さくて隙間がある場合に適しています。
歯の表面を薄く削りセラミックのシェルを歯の表面にはりつけます。歯を削る量が 少なく済むのが最大のメリットでもあります。
Whiteningホワイトニング
歯を削ることなく輝く白い歯を
ホワイトニングは、変色した歯を漂白剤で脱色して歯を削らずに白くする方法です。
歯の性質によってジェルを選択できる
ホワイトニングジェルは、刺激の少ないジェルをご用意。時間をかけてゆっくり浸透し、素早く浸透するという性質があります。
日中に短時間で済ませたい、寝ている間に白くしたいなどのご要望や、歯の状態、生活習慣などに合わせた最適なものをご提案します。
いつでも装着できるから継続しやすい
マウストレーは薄い透明素材でできているため、どこでもホワイトニングができます。
飽き性の方、根気に自信がない方でも続けられます。
こんな方におすすめ
- ご自宅で、自分のペースでホワイトニングをしたい方
- 歯医者へ行く時間が取りにくい方
- タッチアップ(再ホワイトニング)を手軽に行いたい方
ご自宅で好きな時間にホワイトニングしていただけます。
Dentures入れ歯
噛むと痛い、喋りにくい、外れやすいなど、入れ歯の問題点には必ず原因がありますので、一度ご相談ください。
保険適応外ですが、留め金をなくしたり、上顎を覆わないようにすることも可能です。
審美性の高い金具なしの義歯(ノン・クラスプ・デンチャー)
金属製の金具(バネ、止め具)の代わりに、プラスチック製の義歯床で義歯を支えます。
そのため、口を開けても金属製の金具(バネ、止め具)が見えないので、審美性に大変優れています。
金属床(メタルプレート)義歯
主要部分を金属で作った入れ歯の事です。通常入れ歯というと、全体がプラスチックでできており、強度を確保するため、どうしても厚みが必要になりある程度の違和感が避けられません。
一方の金属床は薄い素材のために違和感が少ない、熱が伝わりやすいため美味しく食事が楽しめるなどのメリットがあります。
Oral surgery口腔外科
大阪大学歯学部を卒業後、神戸大学医学部歯科口腔外科に在籍し、親知らずの抜歯などの一般口腔外科診療、口腔がん、インプラントの治療など口腔外科医として数多くの経験を積んでまいりました。
地域医療支援病院と連携をとりながら患者さまが気軽に相談でき、子供から高齢者まで家族で通院できる歯科クリニックを目指します。
Pregnancy checkup妊婦検診
妊娠期の歯周病に要注意
妊娠中のお口の中は、生活習慣や体質の変化から、通常よりもむし歯や歯周病になりやすくなります。
歯周病のひどい妊婦さんは、歯周病菌の影響で早産や低体重児出産などの妊娠トラブルの危険性が高くなることが報告されています。
これから生まれてくるわが子のためにも
口もとの見た目に自信が持てると気持ちが前向きになり、それがQOL(Quality of Life:生活の質)の向上にもつながります。現在妊娠中のママにとって、今後の生活やこれから生まれてくるわが子のためにも、お口の健康は非常に大切なことです。
健やかな口もとの実現を通して、女性患者様のQOL向上に貢献いたします。
女性歯科医師によるきめ細かな配慮
Sports outpatientスポーツ外来
折れてしまった歯は、
元に戻すことができません
ボクシングの試合で、ボクサーがラウンド開始時にマウスピースを装着する場面がありますが、ボクシング等の危険性の高いスポーツは、マウスガードの装着が義務付けられています。
マウスガードによる口腔内の怪我や損傷への予防効果は非常に高く、マウスガードの装着が義務付けられているスポーツでは、むしろ他のスポーツに比べて損傷の確率は低いと言われています。
空手や柔道のような、義務化こそされていないものの、以前よりマウスガードの装着が推奨されていた格闘技や、サッカーや野球・バスケットボール等の様な、身近な球技などのスポーツにおいても、マウスガードの装着が推奨されています。
マウスガードを装着することで、歯や顎への外傷や脳震盪などの発生を抑制することができます。大好きなスポーツを思いっきり楽しむために、大切な歯や身体を守るために、マウスガードを着用しましょう。